SpaceX|年間最大1000機のスターシップを生産できるギガベイを建設中
イーロン・マスク氏は、TESLAのサイバーキャブ・オプティマスの製造に引き続き、SpaceXで年間最大1000機のスターシップを生産できる規模のギガベイを2億5000万ドル(約¥375億円)で建設中
- 2025年7月竣工→2026年12月完成見込み(テキサス、スターベース)
- フロリダ州ロバーツロードでも、同趣旨のGigaBay建設
何に使う?(優先度順)
- Starlink 次世代の大量配備(Gen2/Direct-to-Cell ほか)
- FCCはGen2を最大7,500機まで承認(追加分は審査継続)。Starshipは“重い/大きい世代”の衛星を一度に大量投入する主力になります。
- SpaceXは**衛星の携帯直収(Direct-to-Cell)**運用を開始済み。Starshipが本格デプロイの弾になります。
- NASA 月面着陸(HLS)=“補給便(タンカー)を何機も飛ばす”方式
- HLS(Starship月着陸船)は地球低軌道での燃料補給が前提。複数機のタンカーを打ち上げて補給→月へ、という設計。
- 具体便数は設計と余裕度で変動(概ね数機〜十数機というレンジが各所で議論)。
- 軌道上“燃料デポ”と推進剤移送の実証・実運用
- NASAのTipping Pointで、Starshipを使う**大規模推進剤移送(最大10t級LOX)**デモを選定。機体内移送のフライトデータ取得が進みました。
- これが回り出すと、タンカーStarshipの定期運航=“たくさん必要”に。
- 巨大ペイロード(>100–150t)をまとめて運ぶ
- Starshipは最大150t(再使用)/250t(使い捨て)級の超大型打ち上げ能力。巨大衛星、宇宙ステーションモジュール、望遠鏡などFalconでは難しいサイズを載せられます。
- 量産と再整備を回すための予備・在庫
- テキサスの**「GigaBay」は約2.5億ドル規模**の製造・統合作業の拠点(完成見込み:2026年末)。高頻度運用には“常時たくさん回す”体制が必要です。
近況:Starshipは2025年に模擬Starlink衛星の展開試験にも踏み出しており、「大量衛星の実投入」フェーズへ向けた準備が進行中。
2025 Annual Shareholder Meeting |TESLA株主総会2025での壮大なビジョン
TESLA2025年株主総会(年次)で、イーロンマスク氏は壮大な未来へのビジョンとタイムラインを伝えました。
- AI5の設計はすばらしい!とにかく最高だ。
- 乾式カソードは思ったより難しいが、最終的には成功しそう。
- FSDは、寝ながら運転できるようになる
- バッテリーで米国の発電量を2倍にできる
- サイバーキャブは、最終的には10秒ごとに1台を達成できる(電子機器の製造ラインに近い、アンボックスド)
- TESLAは、ロボットの成功(前腕のエンジニアリング、現実世界AI、大量生産)の3つを持っている
TESLA社は、すでに現実世界を高度に理解する4輪駆動のAI(S3XYシリーズ)を持っています。そして、TESLAにはすぐれたエンジニアリング・現実世界AI・大量生産 の3つが揃っています。ピーター・ティールの「0→1」ゼロから考え直す。ゼロから生み出す。により、TESLAは、製造を根本から作り変えています。
【公表されたタイムライン】
- サイバーキャブ:2026年4月にテキサス工場で生産を開始予定
- テスラセミ:2026年にネバダ北部の向上で大量生産を開始する予定
- ロードスター:2026年4月1日に製品発表(予定)、生産はその12~18か月後
- オプティマス:2026年にVer.3での生産、2027にVer.4、2028にVer.5
- AIチップ自社ファブを建設する可能性が高い(Panasonicのように、Intel版で)
